2026年7月18日土曜日

Aroma de Nica 505 (2)

アロマデニカ 505
1本あたり1,200円
5.0'" x 50
喫煙時間 49分
フラットカット


21:19
おいしい。
しっかり麦の旨味が出ている。 
強く吸うと花びらを口に含んだような苦味・金属感が現れる。
ゆっくり吸えばおいしい。

21:31
麦の旨味が落ちてしまった。
乾いた革、鉄粉、ホワイトペッパー。
ポジティブな甘さ・旨さがない。

21:43
渋い紅茶、革、チョーク。
旨さがなく、いまいちな時間帯が続く。

21:55
やっと麦の甘さが出てきた。
ただ雑味もそれなりにあるためあまり満足行く喫煙感ではない。

22:08
旨味も出てきたが、雑味もあるため残り3cmほどで終える。

総評B

序盤
吸い始めから、しっかりとした麦の旨味が感じられる。素朴ながらも十分な甘さとコクがあり、第一印象はかなり良い。
ただし、強く吸い込むと花びらを口に含んだような苦味や金属感が現れる。ゆっくりと間隔を空けて吸えば麦の旨味を素直に楽しめるため、喫煙のペースが味わいを大きく左右する葉巻だと感じた。

中盤
序盤にあった麦の旨味は早い段階で弱まり、乾いた革、鉄粉、ホワイトペッパーへと変化する。
さらに進むと、渋く抽出した紅茶や革、チョークのような風味が中心となる。苦味や乾いたニュアンスに対して、バランスを取る甘さや明確な旨味が乏しく、やや単調で吸いにくい時間帯が続いた。

終盤
終盤に入って、ようやく麦の甘さが戻ってくる。中盤と比べれば旨味も感じられるようになり、多少の持ち直しを見せた。
しかし、同時に雑味も残っており、序盤のような素直なおいしさには戻り切らない。残り3cmほどのところで、無理をせず喫煙を終えた。

序盤の麦を思わせる甘さと旨味は好印象だった。ゆっくり吸っている間は、この価格帯として十分に楽しめる味わいがある。
一方、中盤では麦の旨味が失われ、革、鉄粉、渋い紅茶、チョークといった乾いた風味が優勢になった。終盤に甘さと旨味が多少戻ったものの、雑味を覆すほどではなかった。
序盤の出来だけを見れば期待できる葉巻だが、今回は中盤以降の停滞が長く、全体として高い満足感にはつながらなかった。

2026年7月13日月曜日

Davidoff Signature 2000

ダビドフ シグネチャー 2000
1本あたり4,400円
5'" x 43
喫煙時間 44分
フラットカット


19:53
品のいい口当たりだ。
白ビールのような甘く柔らかな味わい。
小麦の旨味がしっかりとある。

20:06
上品な喫煙感が続く。
ややボディが強まり、小麦の味わいに加えて少しホワイトペッパーが出てくる。

20:18
ボディが増していく。
しかし荒々しさは一切ない。
味わいは小麦からワラへとシフトしていく。
明確な旨味はないのだが、何とも言えない旨さがある。

20:33
終盤だが雑味は一切ない。
小麦とワラが混じったような旨味が続いている。
心地よい酩酊感が現れてきた。

20:37
急に苦味が出てきた。
残り3cmほどで無理せず終える。

総評 A-
序盤は、ダビドフらしい品の良い口当たりが印象的。白ビールを思わせる甘く柔らかな味わいがあり、小麦の旨味がしっかりと感じられる。軽やかでありながら薄さはなく、非常に上品な立ち上がりだった。

中盤に入ると喫煙感は少しずつ強まり、小麦の風味にホワイトペッパーが加わる。さらに進むと味わいは小麦からワラへと移行していくが、荒々しさはまったくない。明確に濃い旨味で押してくるタイプではないものの、淡い味わいの奥に何とも言えない旨さがあった。

終盤も雑味は出ず、小麦とワラが混じったような穏やかな旨味が続く。心地よい酩酊感もあり、最後まで上質な喫煙感を保っていた。しかし残り3cmほどで急に苦味が出てきたため、無理せず終了。

全体として、強い個性や濃厚さで魅せる葉巻ではないが、口当たりの品の良さ、雑味の少なさ、穏やかな旨味の持続が非常に優れている。白ビールや小麦、ワラのような柔らかなニュアンスが中心で、ダビドフらしい端正さをよく感じられる一本だった。


2026年7月5日日曜日

Montecristo No.3

モンテクリスト No.3
1本あたり3,960円
5 5/8'" x 42
喫煙時間 47分
フラットカット


21:10
おいしい。モンテクリストらしいウッドの甘さと旨さがある。

21:23
安定した味わいが続く。
少しホワイトペッパーの風味が出てきた。
良いアクセントだ。

21:34
オイリーなレザーが顔をだす。
ウッド、レザー、ワラ。アルミホイルのような金属感も少しある。
やや旨味が減じているが、そこまで崩れているわけではない。

21:49
ウッドの旨味が濃くなってきた。
オイルレザーの風味とマッチしている。

21:57
旨さもあるのだが雑味が強くなってきた。
無理せず残り3cmほどで終える。

総評 B+
序盤から非常にモンテクリストらしい、甘みを伴うウッドの旨味が前面に出る。派手さよりも安定感があり、木質系の甘さと旨味で素直に「おいしい」と感じられる立ち上がり。しばらくするとホワイトペッパーが軽く出てきて、穏やかな味わいの中に良いアクセントを加えている。

中盤ではオイリーなレザーが顔を出し、ウッド、レザー、ワラの要素が重なってくる。そこにアルミホイルのような軽い金属感もあり、少し複雑さが増す。一方で序盤の明快な旨味はやや弱まり、少し陰りも見える。ただし大きく崩れるわけではなく、後半にかけてウッドの旨味が再び濃くなり、オイルレザーの風味とよく調和する。

終盤は旨味を保ちながらも、雑味が目立ちはじめる。ウッドとレザーの方向性は悪くないものの、余韻のきれいさはやや落ちるため、無理に最後まで吸い切らず残り3cmほどで終了。全体としては、モンテクリストらしいウッドの甘さと旨味をしっかり楽しめる一本で、終盤の雑味を差し引いても満足度は高い。最後にやや荒さは出たが、コロナサイズらしくテンポよく楽しめる良質な一本。

2026年6月28日日曜日

Flor de Copan Rothchild

フロールデコパン ロスチャイルド
1本あたり1,200円
4.9'" x 50
喫煙時間 41分
フラットカット


18:54
ウッド、甘いナッツ、パプリカの苦味。
甘さと苦さが共存している。

19:04
ウッド、栗の皮、チョーク、わずかにナッツ。
苦みが強くなってきた。

19:14
ウッド系の苦みが減りナッティな甘みをダイレクトに感じられるようになった。

19:24
オイルレザー、土、花の蜜、ナッツ。
苦かったり甘かったりとひと吸いごとに表情を変える。

19:35
苦みが強まったので残り2cmほどで終える。

総評 B
序盤は、ウッドを軸に甘いナッツ、パプリカを思わせる野菜系の苦みが感じられた。
単純に甘い葉巻というより、甘みと苦みが同時に立ち上がるタイプで、第一印象から少し個性的。ナッツの丸みはあるが、フレッシュな苦みが前に出るため、ややビターな入り方だった。

中盤に入ると、ウッド、栗の皮、チョークのような乾いたニュアンスが出て、苦みがやや強まった。
この時間帯はナッツの甘みが後退し、ウッド系・渋皮系のビターさが中心となるため、少し吸いにくさもあった。一方で、14分過ぎからは苦みが落ち着き、ナッティな甘みをより直接感じられるようになった。

終盤は、オイルレザー、土、花の蜜、ナッツが現れ、味わいに厚みと柔らかさが出てきた。
苦みと甘みが一吸いごとに入れ替わるような展開で、序盤・中盤よりも表情が豊か。特にナッツの甘みや花の蜜のようなポジティブなニュアンスが増えた点は好印象だった。最後は苦みが再び強まったため、残り2cmほどで終了。

ナッツの甘みとウッド、栗皮系の苦みがせめぎ合う一本。
価格を考えると十分に楽しめる内容だが、ビターな時間帯がやや長く、全体の印象を少し下げた。終盤にかけて花の蜜やナッティな甘みが出てきた点は良く、苦みがもう少し控えめであれば、さらに評価を上げられた葉巻だった。

2026年6月24日水曜日

Arturo Fuente Rosado Sungrown Magnum R 52

アルトゥーロ フエンテ ロサド サングロウン マグナム R52
1本あたり2,800円
5.0'" x 52
喫煙時間 1時間6分
フラットカット


21:47
ローストナッツと麦茶、ホワイトペッパー。
ドローがとても良い。
スカスカでちょっと心配になる。

21:58
苦味が強く出る。
濃く入れすぎた紅茶のような苦さだ。

22:09
苦みがやわらいだ。
紅茶、ウッド、わずかにナッツ。
旨味はあまりない。

22:21
紅茶の味わいが続く。
やや退屈だ。

22:32
紅茶に加えてナッツが再び現れる。
旨味のあるナッツで好印象だ。
もう少し強く出てほしい。

22:43
紅茶とナッツが続く。
やや味わいが強く出てきたが、ボディはそこまで重くない。
変化はないものの悪くない喫味だ。

22:53
熱くなったので残り1.5cmほどで終える。
終盤は雑味なく楽しめたがあまり派手さはなかった。

総評 B
序盤
立ち上がりはローストナッツ、麦茶、ホワイトペッパー。ドローは非常に軽く、スムーズではあるが、ややスカスカに感じるほど。序盤早めに苦味が強まり、濃く入れすぎた紅茶のような渋みが前面に出る。その後は苦味が落ち着き、紅茶、ウッド、わずかなナッツへ移行するが、旨味は控えめ。

中盤
紅茶系の味わいが主体となり、ウッドとナッツが支える構成。大きな変化は少なく、やや単調さもある。中盤後半になるとナッツが再び現れ、旨味を伴った香ばしさが加わる点は好印象。ただし、ナッツの出方はもう少し強ければさらに満足感が高かった。

終盤
紅茶とナッツを中心とした味わいが続き、やや味の輪郭は強まるものの、ボディは重すぎない。大きな展開や派手さはないが、雑味は少なく、終盤まできれいに楽しめる。

全体として、紅茶の渋みとナッツの香ばしさが中心の落ち着いた一本。序盤の苦味や中盤の単調さは気になるものの、終盤は雑味なくまとまり、安定した喫味だった。派手な変化や強い旨味を期待すると物足りないが、軽めから中庸のボディで穏やかに楽しめるロブスト。

2026年6月20日土曜日

Montecristo Wide Edmundo

モンテクリスト ワイドエドムンド
1本あたり9,350円
4.9'" x 54
喫煙時間 1時間
フラットカット


21:51
とてもうまい。
モンテクリストらしい柔らかなウッドの旨味がある。
きのこの旨味も同時に現れ奥行きのある味わいだ。

22:06
少し旨味が減じた。
ウッド系の味わいが続く。
わずかに灰っぽさもあるか。

22:18
じわりと旨味が戻ってきた。
灰やローズウォーター、ホワイトペッパー。
ボディが強まり吸いごたえが増す。

22:37
灰っぽい味わいが強まる。
やや物足りない。

22:51
味わいはあまり変わらない。
のこり3cmほどで終える。

総評 B+
序盤は非常に好印象だった。モンテクリストらしい柔らかなウッドの旨味が中心にあり、そこへキノコのような旨味が重なる。単調な木質感ではなく、旨味に奥行きがあり、吸い始めから完成度の高さを感じさせる味わいだった。
中盤に入ると一度旨味がやや弱まり、ウッド系の味わいが主体となる。わずかに灰っぽさも出てくるが、その後じわりと旨味が戻り、灰、ローズウォーター、ホワイトペッパーのニュアンスが現れる。ボディも強まり、序盤の柔らかさから、より吸いごたえのある展開へ移行していく。
終盤は灰っぽさが前面に出て、味わいの変化は少なくなる。序盤から中盤にかけて見られた旨味や複雑さはやや後退し、少し物足りなさが残る展開となった。残り3cmほどで終了。
序盤のウッドときのこの旨味はとても魅力的で、モンテクリストらしい柔らかさと奥行きを楽しめる一本だった。しかしそれ以降はやや失速した印象だ。

2026年5月4日月曜日

Romeo y Julieta Cupidos LCDH

ロメオ イ フリエタ クピドス LCDH
1本あたり17,600円
5.8'" x 55
喫煙時間 48分
フラットカット


16:06
やさしい麦だ。甘さと旨さを兼ね備えている。
わずかにホワイトペッパー、酸味のあるウッド。
おいしい。

16:25
酸味が強く出て来た。
あまり良い時間帯ではない。

16:42
雑味がつよい。
序盤のポジティブな旨さがない。

16:54
味わいが改善しないので残り4cmほどで終える。

総評 C
序盤はかなり好印象な麦の味わいからはじまった。
しかし、それ以降は酸味と苦みが味わいの中心となり味わいの乏しいものだった。
香りの展開は控えめで、こちらから探しにいっても明確な甘みやスパイス、熟成香を拾いにくかった。
この1本だけで評価を決めるのは早計だが、価格に見合う明確な甘み・熟成感・複雑さを求める人には、今回の印象では積極的には勧めにくい葉巻だった。
機会があればまた別のものを吸ってみたい。

2026年4月12日日曜日

Quai d'Orsay No.50

ケドルセ No.50
1本あたり4,400円
4.3'" x 50
喫煙時間 55分
フラットカット


22:44
ウッド、シナモン、白胡椒、白粉。
なんとも言えないスパイシーさと柔らかい風味のウッドがおいしい。

22:55
前述した味わいにクロワッサンのような香ばしいパンが加わる。

23:01
甘さが強くなってきた。
シナモン系のスパイス感とうまくマッチしている。

23:16
濃く煮出した紅茶、白砂糖、ウッド。
甘くて美味しい。

23:34
ウッドの味わいが消えていき、紅茶がどんどん濃くなってくる。
これはコニャックに合いそう。

23:39
熱くなってきたので残り1.5cmほどで終える。

総評 A
序盤はシナモンのスパイシーさが印象的だった。
心地よい甘みもありチャイのような味わいだった。
中盤は小麦系の味わいが加わり奥行きが増した。
終盤は紅茶の旨味が強くなり、白砂糖の甘さとのマリアージュを楽しめた。

ボディはライトながらも雑味が一切ない1本だった。
旧ラベルのケドルセはあまり印象に残っていなかったが、新ラベルは素晴らしい出来だった。ぜひ箱で手に入れたい。

2026年4月4日土曜日

Bolivar Hamaki Regional Edition Japan

ボリバー ハマキ 日本限定
1本あたり14,300円
6.1'" x 50
喫煙時間 1時間20分
フラットカット


19:05
うまい。キノコの旨味と軽い酸味のウッド。
はじめから十分な旨味がある。

19:10
花の蜜の味わいが出てきた。
フローラルとウッドが合わさっている。

19:21
洋菓子のような甘さが出る。
ウッドの軽い渋みと非常にマッチしている。
素晴らしい。

19:38 
渋味の少ないローズウォーター。ウッド。ふ菓子のような甘みが続く。雑味がなく非常に吸いやすい。

19:56
やや甘さが減った。
やさしいウッドの旨味がよい。

20:11
ウッドわずかにワラ。
キノコの旨味が継続している。

20:25
熱いので残り1.5cmほどで終える。
全く雑味のない葉巻だった。

総評 A
序盤からキノコ系の旨味とウッド、フローラルの甘みが強く出ていた。
中盤は洋菓子系の砂糖の甘みへとシフトした。ウッドの味わいが引き続き味わいを引き締めていた。
終盤は甘みが減じたが、旨味が強く出ていたため全く飽きずに吸うことができた。

雑味がなく常によくできていた葉巻だった。なかなか入手が難しい葉巻だが、日本限定でもあるのでぜひ1本体験していただきたい。

2026年2月11日水曜日

El Rey del Mundo Royal Series LCDH

エル レイデルムンド ロイヤルシリーズ LCDH
1本あたり16,500円
6.1'" x 50
喫煙時間 1時間4分
フラットカット


12:48
黒糖の甘み、わら、軽いウッド。ほどよい旨味も相まって最初からおいしい。

13:04
ウッドがマイルドめな重さになった。キノコ系の旨味がとても良い。一切雑味がなく、甘さ旨さをしっかり感じ取れる。

13:17
ウッド、キノコ、ホワイトペッパー、わずかに青草。徐々に味わいの幅が広がってきている。

13:33
一瞬青草が強くなった時間帯があったが、すぐにウッド主体の味わいに戻った。
強い甘さはないが滋味深いキノコの旨味がよい。

13:46
最終盤にきても雑味は全くない。
ウッド、カシューナッツ、ホワイトペッパー、よもぎ。草っぽい味わいに清涼感があってよい。

13:52
熱くなってきたので残り1cmほどで終える。
いい葉巻だった。

総評 A
序盤は黒糖の甘みが目立った。
最初から旨味があり上質な葉巻の風格を感じた。
中盤はキノコの旨味が強まってきた。
ウッドが味わいの主体となり、ホワイトペッパーや青草がよいアクセントとなっていた。
終盤もまったく崩れずに喫煙を楽しめた。
途中から出てきたカシューナッツのようなナッツ系の味わいもとてもよかった。

完成された1本だろう。欲を言えばもうすこし奥行きのある味わいだったらさらに良かったか。