2026年9月2日水曜日

Heaven's Door No.4

ヘブンズ・ドアー No.4
1本あたり1,800円
5.12'" x 42
喫煙時間 1時間1分
フラットカット


22:33
穏やかな麦。フランスパンをかじっているような感じだ。麦の旨味が心地よい。
また、ノンキューバンにありがちな雑味は一切ない。

22:47
麦感が少し弱まり、オイリーな風味が表れた。
それとともに心地よい旨味が減じ、やや退屈な喫煙感だ。

23:00
オイリーな麦と酸味のある土が味わいの主体だ。
嫌な雑味はそこまでない。
時折クリームのような旨味を感じる。悪くない。

23:06
旨味が強まってきた。
ウッド系の旨さだ。後味に砂糖菓子のような甘さもある。

23:27
酸味のある栗の味わいと品のいいウッドが続く。
余韻に残るほのかな甘さが良い。
それなりに旨味もある。

23:34
終盤だが雑味はない。
熱いので残り1.5cmほどて終える。

総評 B+
序盤
着火直後は穏やかな麦の風味から始まる。フランスパンをかじっているような素朴な麦の味わいで、しっかりとした旨味が心地よい。
特筆すべきは雑味の少なさだ。ノンキューバンで時折感じるような引っかかりのある雑味はほとんどなく、非常にクリーンな立ち上がり。
しばらくすると麦の存在感は少し弱まり、代わってオイリーなニュアンスが現れる。それとともに当初の旨味もやや後退し、少し退屈に感じる時間帯に入った。

中盤
オイリーな麦と、わずかに酸味を伴った土の風味が中心となる。
派手さや複雑さはないものの、嫌な雑味は依然として少なく、ときおりクリームを思わせる柔らかな旨味も顔を出す。
さらに吸い進めると再び旨味が強まり、ウッド系の心地よい味わいへと変化。後味には砂糖菓子を思わせるほのかな甘さも感じられ、序盤から一度落ち込んだ喫味が徐々に持ち直してくる。

終盤
終盤は酸味を伴った栗のような風味と、上品なウッドが主体。
余韻にはわずかな甘さが残り、十分な旨味も感じられる。終盤まで雑味がほとんど出てこない点は好印象だった。

なかなかよくできている葉巻だった。
「キューバ葉巻を超える」という宣伝文句については、さすがに少々大げさに感じる。ただし、雑味が非常に少なく、全体を通して上品な喫味が続く点は評価できる。
途中には旨味が弱まり、やや退屈になる時間帯もあったが、中盤以降はウッド系の旨味やほのかな甘さが現れ、終盤にかけてしっかり持ち直した。
キューバ葉巻に特徴的な発酵香や甘味、厚みのある旨味、複雑な味わいの変化、長い余韻を期待すると方向性は異なる。しかし、それを差し引いても1,800円という価格を考えれば十分に良くできている。
「キューバを超える葉巻」とは思わないが、「また吸ってもいい」と思わせるだけの完成度はある1本だった。

2026年7月25日土曜日

My Father Le Bijou 1922 Petite Robusto

マイファーザー ル・ビジュー 1922 ペティロブスト
1本あたり2,100円
4.5'" x 50
喫煙時間 50分
フラットカット


13:19
濃いめの麦、ワイン樽、わずかに酸味あるレザー。
序盤からボディは重めだ。嫌な雑味はない。

13:33
土、ブドウ皮、灰。
ビターな喫煙感だ。退屈とまでは言わないが、すこし単調だ。

13:51
ウッド、土、灰。
味わいの変化に乏しい。
旨味もないのが痛いところだ。

14:05
ボディがやや軽くなり、味わいもすこし改善する。
わずかだが花の蜜のような甘みを感じる。

14:09
やや改善の兆しが見えるが、飽きてきたので4cmほどで終える。

総評 B

序盤
着火直後から、濃い麦を思わせる香ばしさに、ワイン樽、わずかな酸味を伴うレザーが重なる。ボディは序盤から重めだが、刺激的な雑味はなく、濃厚で落ち着いた入り方であった。

中盤
土、ブドウの皮、灰を中心としたビターな味わいへと移行する。濃さは十分にあるものの、味わいの変化は少なく、次第に単調さが目立つ。ウッドや土のニュアンスは続くが、明確な旨味や甘みが乏しい点は物足りない。

終盤
終盤に入るとボディがやや軽くなり、わずかに花の蜜を思わせる甘みが現れる。味わいには改善の兆しが見られたものの、それまでの単調さから飽きが生じ、残り約4cmで喫煙を終えた。

序盤の濃い麦やワイン樽、酸味のあるレザーには個性があり、重厚なボディも楽しめる。しかし、中盤以降は土、灰、ウッドを中心としたビターな味わいが単調に続き、旨味や展開力に欠けた。終盤に甘みが現れて持ち直したものの、全体としては濃さに対して味わいの奥行きが不足している印象だった。