2016年4月28日木曜日

Partagas Aristocrats

パルタガス アリストクラトス
1本あたり約670円
5.0'" x 40
喫煙時間 55分
フラットカット
cigarOneにて入手


23:56
やや青いウッドの中に軽く焦げたような甘さがある。
ただ、この甘さ少し苦手だ。
出来の悪い飴とでも表現すればいいだろうか。

0:02
ウッドからレザーへ風味が変わる。
青さは変わらない。
苦手な甘さが引けてきたので吸いやすくなる。

0:16
甘みが引けると同時に味わいがほとんどなくなる。
かなり薄いウッドだ。
水で薄めた麦茶を飲んでいるようだ。

0:51
同様の味わいが続く。
退屈なので残り5cmほどで終了。

総評 C
序盤は味があった。
しかし、それ以降はほんとうに薄いウッド系の味がするだけだ。
雑味はないのは評価できるが味もないのは頂けない。

低価格なのは魅力だが、同様の価格帯ならば、Fonseca,Quintero, Jose L. Piedraなどのほうがオススメだ。

2016年4月25日月曜日

KOPI

ふらりとタバコ屋に立ち寄ったら見かけたので購入した。
簡単な感想を記したい。

シンプルで良いデザインだ

どちらもインドネシアのタバコを中心に作られたシガリロだ。
リミテッド版はそれに加えて、ブラジルやキューバ産のタバコもブレンドし、10年熟成したのだとか。

上 スタンダード版
下 リミテッド版

●スタンダード版
550円(10本入り)
喫煙時間25分

ボディは軽い
ちょっとした辛さから始まり、その後に紅茶のような甘さがやってくる。
急いで吸い進めると、青さのある土を感じる。
終盤は辛さが強まり、ナッツ系のフレーバーを軽く感じ取ることができた。

終盤のほうが個性が出てうまかった。
今回はドライなままで吸ったが、強めに加湿したらおもしろいかもしれない。

コーヒーのお伴として吸ってほしいとの願いを込めて"KOPI"(インドネシア語でコーヒーの意)と名付けたようだが、本当にコーヒーとの相性が良い。
おすすめできる一本だ。


●リミテッド版
800円(10本入り)
喫煙時間14分
スタンダードより少し長め。

序盤はオイル感が強い。
なんか金属っぽい味もする。
甘さはほとんどない。
スタンダードと比べるとボディが重い。

中盤以降は青さのある皮の味わい。
たまに鼻をかすめる紅茶系の味わいが、スタンダード版KOPIを思わせるが、
すぐに消えてしまうので残念だった。

スタンダード版との差別化のため、吸いごたえがあるようなブレンドにしたのだろうか。
しかし、それによってKOPIの良さである軽い甘さがほとんど無くなってしまった。
強い旨味があるわけでもない。なんだか空回りしてしまった感がある。



新しいものを試すのはやはり面白い。
もちろんハバノスとは別物だし、比べるようなものではないが、
これはこれで日常を豊かにしてくれる嗜好品に違いない。

また気になるものがあったら記事にしたい。

2016年4月15日金曜日

Punch Punch-Punch (SEM NOV07)

パンチ パンチパンチ (07年11月生産)
1本あたり約2000円ほど
5.6'" x 46
喫煙時間 2時間34分
フラットカット
cigarOneにて入手


14:27
甘く香り高いウッド。
バナナ系の濃厚なフルーツの甘さだ。
初めから旨味が強く、よだれが出る。

14:35
ナッツがねっとりと口内にまとわりつく。
全身の力が抜けてしまう。

14:58
ややスパイシーな味わいが現れる
酸味ある甘さの後にウッドの甘さがやってくる。
味わいに奥行きがある。

15:17
濃厚なナッツと酸味あるフルーツが交互に現れ翻弄される。
後味に胡椒が現れだした。

15:42
甘さが落ち着き、ウッドの旨さがよくわかるようになってきた。

15:55
木の皮のような味わいとなる。
華やかな喫煙感から一転してビターなニュアンスとなった。

16:05
木の皮からブドウ皮のようなフルーティーな渋味にシフトしていく。

16:49
ウッドが濃く、香り高くなっていく。
むせ返りそうだ。

16:58
味わいは単調なウッドなのだが、鼻を通る煙の香りが素晴らしい。
蒸された木のような印象だ。

17:01
ふらついて来たので無理せず終わらせる。
残り3.5cmほどで終了。

総評 A+
序盤は華やかでわかりやすい甘さだ。
旨味を十分含んだ濃厚なナッツや、フルーツの甘味が口内を占める。

中盤も序盤同様に甘いのだが、奥行きある味わいだった。
ウッドや酸味あるフルーツの甘さ、そしてナッツ感が複雑に混ざりあっていた。
スパイシーさや胡椒感も良いアクセントだった。
中盤の終わりにかけてから甘さは減り、ウッドの旨さが目立つようになった。

終盤は、旨味と香りを楽しむことができた。
ビター感が増し、木の皮の渋み、ブドウ皮の渋味そして最後に重いウッドの渋さと変化していった。
最終盤にかけての鼻に抜ける煙は癖になりそうだ。

長さの割にボディはそこまで強くないように思える。
多彩な変化があり。長時間飽きずに吸えた。
熟成にチャレンジしたいと思わせるには十分な、素晴らしい熟成シガーだ。


2016年4月9日土曜日

Romeo y Julieta Romeo No. 2 Tubos (2)

ロメオ・イ・フリエタ ロメオ No. 2
1本あたり約1140円
5.0'" x 42
喫煙時間 1時間48分
フラットカット
cigarOneにて入手



こちらは2度目のレビューとなった。
前回のレビューはこちら
こうして見返すと表現の仕方が随分変わったように思えて面白い。
経験を積むにつれて、葉巻の評価基準も変わっているようだ。

13:52
ほんの僅かに酸味のあるウッド
控えめだが上品な旨味と甘味が後からやってくる。

13:57
青さはないが若々しいウッドだ。
ウッドだけでなく、軽く蒸した栗のような味わいが出てきた。

14:13
味わいは僅かにビターな傾向
若いウッドと土が混ざったようなニュアンスだ。
そこまで甘くない栗のような風味もある。

14:25
口当たりの柔らかいウッドとなる。
集中すると少しだけ甘味を感じ取れる。
苦さはない。

14:44
序盤のような味わいに戻る。
上品な甘味のウッドに、ミルクのようなまろやかな味わいが包まれる。
ブラックコーヒーにミルクを入れた時に感じるようなまろやかさだ。

15:02
蒸し栗のフレーバーが強まる。
後味はペッパーだ。
今までは上品だったが、ここに来て主張が強くなった。

15:17
ボディも強まり、吸いごたえが増す。
キノコのような風味を残すウッドだ。
トゲトゲしさがあるのだが、たまにまろやかな味わいが現れるのでそこまで気にならない。

15:40
雑味が強まったので残り5cmほどで終える。

総評 B
中盤までは上品なウッドの口当たりが続く。
若いウッド、蒸し栗、土、ペッパーが味わいを構成していた。
わかりやすい甘さ旨さはなかったが、時折現れるミルク系のまろやかさが味わいをうまくまとめていた。

終盤は力強さが現れた。
そこまで甘くない蒸し栗や、キノコ風味のウッドが主体となっていた。
ペッパーの後味もあり、トゲトゲしさがあったが、ミルクのまろみが味をうまく締めていた。

芽吹きの春に相応しいさっぱりとしたウッディフレーバーだった。
日中に吸うのが良さそうだ。