2016年6月26日日曜日

Vegueros Entretiempos

ベグエロス エントレティエンポス
1本あたり約950円
4.3'" x 52
喫煙時間 1時間23分
フラットカット
cigarOneにて入手


12:50
濃いウッドだ
草の甘さ、ほんの少しのオイル、ペッパー、そしてハーブ。
うまくまとまっている。

13:01
ウッドの甘さが増す。
いい感じだ。

13:16
ウッド、レザー、草が混じり合う。
旨味は少ないが甘さがつよい。
後からくるわずかなスパイスも甘みを引き立てている。

13:38
濃いウッドと甘いスパイスがメインの味わい。
草やレザーもたまに顔を出す。

14:01
強いハーブを野太いウッドが下支えしている。
甘さは減ったもの、苦さはない。

14:13
辛さが出てきたので残り3.5cmほどで終える。

総評 B++
力強いウッドの味わいが推移していく様を楽しめる。
甘く軽めのボディから始まり、素朴な味わいのミディアムボディで終わった。

序盤は草の甘味とウッドの甘さがよく混ざり合い、ペッパーやオイルがこれらを引き立てていた。
中盤は甘味を担うフレーバーがスパイス系となり、濃いウッドが味わいの中軸となった。
終盤は甘味が減じ、ウッドそのものの素朴な味わいを楽しむことが出来た。

変化に富んでおり、それらの変化がうまくまとまっている。
そこまでボディも強くないので、食前に気楽に吸う葉巻として重宝できそうだ。


2016年6月24日金曜日

Vegueros Mananitas

ベグエロス マナニタス
1本あたり約650円
3.9'" x 46
喫煙時間 53分
フラットカット
cigarOneにて入手


1:34
ドローが軽い。
穀物の甘さと酸味を感じる。

1:38
青いレザーが口いっぱいに広がる。
旨味や甘味がないのでこれは厳しい。

1:41
かなりゆっくり吸うと穀物の甘さが出る。

1:46
栗の皮のような苦さが出てくる。
悪くない。

2:07
味わいが落ち着く。
青さはなくなり、栗の皮や穀物系の甘味が十分に感じ取れる。

2:27
熱くなり、雑味が出てきたので残り4cmほどで終える。

総評  B
青さが出て吸いにくい時間帯があったものの、
基本的には穀物の甘さ、栗の皮の苦さが味わいの主軸だった。
終盤は甘さが膨らみ、中々楽しく吸えた。

旨さは少ないが、わかりやすい甘さがあるので気にならなかった。
安価なので、デイリーシガーとしてなら選択肢として挙がるだろう。


2016年6月19日日曜日

Partagas Culebras (ETP OCT15)

パルタガス クレブラス (2015年10月生産)
1本あたり約900円
5.7'" x 39
喫煙時間 1時間17分
フラットカット
cigarOneにて入手

三つ組で木箱に入っている

三つ組を解き、一本だけにした図

14:31
花の蜜のような甘さだ。
甘さ自体は控えめなのだが、香り高い。
その後オイリーでやや若さを感じるウッドがやってくる。
わずかだが旨味があり、味わい全体を引き締めている。

14:43
甘さが消える。
ミルクを入れたブラックコーヒーようだ。
旨味を伴うオイルがジリジリ舌を刺激する。

15:01
コーヒーフレーバーが控えめな甘さのナッツへと変わる。

15:10
ナッツ、濃厚な生クリーム、さらに甘さ控えめなウッド
かなりの旨味だ。

15:45
口を刺すような鋭いハーブが出てきた。
ナッツの味わいがあるので吸えないことはないが、ちょっと苦手だ。

15:48
少しふらついて来たので残り3.5cmほどで終える。

総評 B+
控えめだが上品な甘さと、若さのあるウッドがメインの味わいだ。
中盤でウッドの味わいがブラックコーヒー的なニュアンスを帯び、
終盤はウッドが消えほとんどハーブの味わいとなった。

序盤は旨さをそこまで強く感じ取れなかったが、時間経過とともにこってりとした旨さを楽しむことができた。
まずはナッツ系の旨さが出てきて、さらにその後は生クリーム系のかなり濃厚な旨味が現れた。
ハーブが高まっていた終盤も旨さは出ていたが、ハーブが強すぎて旨味をあまり楽しめなかった。

甘さは控えめだが旨味十分で満足感のある1本。
食後すぐに吸えばもっと長く楽しめそうだ。

生産から1年も経過していないので、もう少し寝かせてから再挑戦したい。

2016年6月18日土曜日

Partagas Serie D No. 4 (2)

パルタガス セリーD No.4
1本あたり約1250円
4.8'" x 50
喫煙時間 1時間57分
フラットカット
cigarOneにて入手


22:06
カラメルのような香ばしい甘さに、魚介ダシ系のうまさを纏ったウッド、
ラストノートはひとつまみの白檀。
濃厚な味わいだ

22:16
濃厚さが増す。
ねっとりとしたオイリーな甘さだ。
ウッドからレザーへと味わいが切り替わる。

22:27
ウッド、レザーが互い違いに現れては消える。
やや甘さが減じ、旨さそのものが相対的に目立つようになる。

22:57
キノコのような香りが立ち上る。
メインの味わいは変わらないが、甘さが戻ってきた。

23:46
5mmほどリカット
苦味を伴うハーブが味わいの主体。
たまにナッツの甘さが出ている。

23:59
ナッツの味わいが強くなる。
それとともに、ハーブが高まり口内を強く刺激する。

0:03
ハーブの苦さに飽きてきたので残り3.5cmほどで終える。

総評 A
序盤・中盤のメインの味わいは旨さ十分のウッドとレザーだ。
これらが相互に行き交うので、飽きることなく吸うことが出来た。

甘さに関しては、
序盤は香ばしく濃厚な甘さで、中盤はすっきりとした甘さへとシフトしていく。
終盤は苦めのハーブが全面に現れ、ナッツのニュアンスが味わいを整えていた。

Serie D No.5No.6よりも甘さが強く出ており、
このシリーズ内では今回のNo.4が一番の好みだ。


2016年6月14日火曜日

Partagas Coronas Senior

パルタガス コロナス セニオール
1本あたり約750円
5.1'" x 42
喫煙時間 1時間4分
フラットカット
cigarOneにて入手



1:03
ベリー系の酸味、若いレザー。
オイル感が強く、喉の奥がしびれる。
舌にウッドの甘さがはっきり残る。

1:09
ゆっくり吸うと甘さを引き出せる。
箪笥の香りも感じ取れる。

1:25
強い味わいが消え、じわりと木の旨味が染み出している。
後味は苦さを伴うオイル。
やや苦すぎるか。

1:36
オイルと若いレザーが味わいを支配する。
退屈だが、たまに現れるウッドの旨味甘味が救いだ。

1:44
味わいが改善する。
渋めの栗のような味わいだ。
たまにクリーミーなナッツの味わいが加わる。

2:01
上述した味わいとハーブ系の苦味が混ざってしまう。

2:07
飽きてきたので4.5cmほどで終える

総評 B-
序盤は若々しさのあるレザーを中心とした強烈な味わい。
ただ、それはそれで楽しむことが出来た。
ベリー系の酸味はMontecristo Medias Coronasを彷彿とさせるものだった。

その後、濃厚なナッツ、ウッド、栗などの甘さ旨さを感じる時もあったが、
残念ながら雑味のある時間帯が長かった。

熟成を進めれば一時的に味わえた良い部分がもっと出てくるかもしれない。
そういう意味では将来性がある葉巻のようにも思える。


2016年6月9日木曜日

Diplomaticos No. 2

ディプロマティコス No. 2
1本あたり約1400円
6.1'" x 52
喫煙時間 1時間20分
フラットカット
cigarOneにて入手


0:51
とてもうまい
旨さの塊と言えばいいだろうか。
旨味が甘めのウッド、コーヒーのフレーバーを覆い尽くす。

1:01
旨さと味わいのバランスが取れてくる。
甘く、わずかに穀物系の酸味があるウッドがメインの味わいだ。
そこに土、オイルがフッと現れる。
旨さは十分。幸せな気分だ。

1:09
穏やかなレザーにほんの少しのペッパー。

1:19
上述したレザーに甘みあるウッドが混ざる。

1:31
ウッドが消え、レザーは苦みを帯び始めた。
後味は濃厚なナッツ、小麦系の甘さもある。
うまい

1:43
5mmほどリカット。
強いハーブが現れる。
さらにオイルレザーと甘い小麦が追い打ちをかける。
それぞれの味わいが強く、あまり調和が取れてない。

1:56
刺々しかったハーブが丸くなり、調和が生まれる。
素晴らしい。

2:11
ハーブ、甘めのナッツ
おいしいが、ふらついて来た。
残り4cmほどで気持ちよく終える。

総評 A+
はじめから飛び抜けた旨さがあった。
序盤は甘めのウッドを軸としたミディアムボディな喫煙感だった。
中盤はレザー、終盤はハーブが味わいの主役だ。

甘味の種類が多彩で、序盤はウッド系の甘さ、中盤は小麦、終盤はナッツと豊かな変化を楽しめた。
その他にも、酸味ある穀物、オイル、ペッパーなどが味わいを引き立てていた。
味わいが崩れた時間帯もあったが、すぐに持ち直したのでマイナス評価とはしなかった。

時々刻々と変化する複雑な味わいと、それらが調和していく様をぜひ体験していただきたい。
再購入したい葉巻だ。

2016年6月7日火曜日

愛煙家として

先日、読者の方から「葉巻を譲りたい」という申し出をいただいた。
体調上の理由で葉巻を吸えなくなってしまったとの事だった。


逡巡した。
赤の他人である私が高価な葉巻を受け取るのは、非常に厚かましい行為だ。

しかし、愛好家にとって、葉巻を煙にせずに捨てることの心苦しさも十分に理解できていた。
無下に断ることがむしろ無責任にも思えた。

素晴らしいコレクションの数々
ダビドフやBOX入りの葉巻までいただいた。

結果として、私は葉巻を譲り受けることにした。
誰しもが何らかの形で来るであろう葉巻との別れを、より良い形で締めくくれるようにお手伝いすることもまた愛煙家の責務だと思ったからだ。


葉巻は人生を豊かにするものだ。
たとえ葉巻から離れる事になったとしても、今までに経験した一本いっぽんの記憶は、人生に彩りを加えたかけがいのないものである。
葉巻は煙になって消えてしまうが、その記憶が消えることはない。


甚だ僭越ではあるが、頂戴した葉巻は私が責任をもって火を灯したい。

2016年6月3日金曜日

Fonseca Cosacos

フォンセカ コサコス
1本あたり約800円
5.3'" x 42
喫煙時間 1時間34分
フラットカット
cigarOneにて入手


21:34
粉っぽさが口に広がる。
薄い味わいのウッドだ。
雑味はなく、甘さを少し感じ取れる。

21:58
少し青さや革っぽさが出るが、味のニュアンス全体は薄い。

22:19
平坦な味わいが続く。
強い旨味を感じないが、何故かよだれが出る。

22:55
青くスパイシーなウッドを感じる。
いつのまにか旨味はなくなっており、退屈な喫煙感だ。

23:08
味わいが落ちたので残り3cmほどで終了

総評 B-
平坦で薄味なシガーだ。
ほのかに甘いウッドが長くながく続く。

葉巻単体で考えると満足感は少ない。
しかし、食前や朝に吸う葉巻としてなら適しているだろう。
Fonsecaの中では、Deliciasの方が好みだ。