Davidoff Nicaragua Short Corona

ダビドフ ニカラグア ショートコロナ
1本あたり2290円
3.75'" x 46
喫煙時間 51分
フラットカット
Davidoff of Geneva 東京ミッドタウンで購入

10:07

香り高い黒胡椒のスパイス感の後に、小麦・チョコブラウニー。

濃厚な甘さだ｡

10:23

マッシュルームの旨味がでる。

甘さの比重が大きい。

10:39

重さと苦さが現れる。

旨味が強いので嫌な感じではない。

10:58

残り1.5cmほどで終える。

最後まで雑味はなかった。

総評 A

序盤からすぐに甘さが出た｡この時点で良い葉巻だということが予感できた｡

スパイシーさとのコンビネーションがお見事｡

中盤からはチョコレートやコーヒーの甘さが一層強まった｡

これに続いて現れるきのこ系の旨味が味わいの奥行きを出していた｡

甘さが弱まり､旨味とボティが強まってきた終盤｡

旨さの下支えがあるため､苦くてもまったく気にならなかった｡

Davidoff No.2とは全く特徴の異なる1本だった｡

どちらも素晴らしいが､個人的にはこのニカラグアのほうが好みだ｡

別のビトラも挑戦してみたい｡

Davidoff No.2

ダビドフ No.2
1本あたり3490円
6.0'" x 38
喫煙時間 1時間17分
フラットカット
Davidoff of Geneva 東京ミッドタウンで購入

Davidoff No.2はDavidoffを象徴する味わいとのこと｡

Davidoff 2000とあわせて人気銘柄の一つだ｡

0:24

穏やかな藁が口に広がる。

白胡椒、乾いたレザー、チョーク。

上品でシンプルな味わいの後に複雑な余韻が口に残る｡

0:30

ほんのり花の蜜。

0:43

藁と灰、火薬、蜜

最後にかつお節出汁のような旨味を感じる。

1:07

ここに来て甘さが強くなった。

メインの味わいは藁からウッドへ。

1:30

ボディが強まり序盤とは大分印象が変わる。

1:41

苦味が出てきたので残り2.5cmほどで終える

総評 A-

品が良い。第一印象はこれに尽きる｡

昔吸ったものよりも序盤からボディがあるように思えた｡

なんとなく吸ってしまうと見逃してしまうような､微かな味わいが裏に隠れている｡

のんびり気を抜いて吸ってしまうと間の抜けたような印象を受けてしまうかもしれない｡

中盤から甘さが目立つようになり､終盤にかけて出てくるウッド感は慣れ親しんだキューバ葉巻を連想させる。少しホッとするような感覚だ。

繊細な味わいから力強い味わいまで多彩な変化を楽しめた｡

葉巻のひとつの完成形と言えるだろう｡

Tabacalera Coronas Sumatra

タバカレラ コロナス スマトラ
1本あたり約350円
5.5'" x 44
喫煙時間 51分
フラットカット
近所のタバコ屋にて入手

21:46

軽くて甘い小麦、白胡椒、オイリーなヌメ革。

22:02
優しく吸い込むと小麦の甘さが立つ。
最序盤にあった革っぽい苦さもそこまで気にならなくなった。

22:25
単調な灰の味わいに移った。
僅かながら甘さもあるが物足りない。

22:37
変化に乏しいので残り2.5cmほどで終了。

総評 B-
序盤から小麦系の優しい甘さが続いた。
胡椒や革のフレーバーの強弱が複雑な味わいを作り出しているのだが、奥行きがなくどこか物足りなさを感じてしまった。
これはボディの弱さや旨味の少なさによるものかもしれない。
しかし、350円の葉巻にこれ以上を求めるのは酷だろう。

総じて言えばコストパフォーマンスに優れた良い葉巻だ｡

Guantanamera Cristales

グアンタナメラ クリスタレス
1本あたり約200円
5.9'" x 42
喫煙時間 49分
フラットカット
The hagueにて入手

プラスチックチューブ入りの珍しいハバノス

19:27

軽い酸味、香ばしいトースト、白胡椒。

思った以上に旨味が強い。

19:39

小麦の甘さが続いている。

やや酸味が強くなってきただろうか。

19:56

浅煎りのコーヒー、麦と酸味。

わずかな甘さと旨さが絶妙に味わいを支えている。

20:16

苦味が優位になってきた。

残り3cmほどで終える。

総評 B+

序盤は香ばしい麦と強い旨味｡

高級ラインのシガーに引けを取らないスタートだった｡

中盤からは酸味が強まり､落ち着いた味わいへと移行した｡

終盤は急に雑味が現れたが､十分満足の行く喫煙感だった｡

ボディが軽く空腹時でも気楽に吸える一本｡

強烈な旨味があるわけではないものの､価格を考えれば十二分に旨い。

偶然当たりを引いただけかもしれないが､廉価でも侮れない葉巻があることを再認識した｡