2020年11月9日月曜日

La Flor de Cano Robusto Regional Edition Paises Bajos 2018

ラ フロール デ カノ ロブスト 2018年オランダ限定
1本あたり約980円
4.9'" x 50
喫煙時間 1時間3分
フラットカット
The hagueにて入手


12:38
柔らかい甘さ、ウッドの味わい。
杉の香りがある。

12:49
香り高いウッド。
灰の味わいも出てきた。
ややビターめだ。

13:10
酸味ある灰の味わいが強い。

13:41
苦味が強い
残り4cmほどで終える。

総評 B
序盤は優しいウッドから始まった。
中盤頃から酸味が出てきた。残念ながら他に特記するような変化がない。
終盤もウッド系の味わいのまま終わった。

ウッドと酸味が特徴的だった。
味わいの変化に欠けており、旨味も物足りなかった点が残念だ。
昼頃に軽く吸うのなら悪くはないだろう。

2020年10月11日日曜日

El Rey Del Mundo Choix du Roi Regional Edition Belux

エル レイ デル ムンド オランダ限定
1本あたり約2200円
5.1'" x 55
喫煙時間 1時間35分
フラットカット
The hagueにて入手


0:15
軽い酸味のある麦、胡麻、鰹節の旨味。
ライトなテイストながら、旨味と複雑な喫感がある。

0:28
軽い苦味を伴うオイル。
吸うペースを少し抑える。

1:06
酸味ある麦・ウッド。
出汁系の旨さがじっとり舌に残る。

1:26
ベースの味が変わらず続く。
時折、花の蜜のような味わいがフッと現れる。

1:50
苦味が出てきたので残り2cmほどで終える。


総評 B+
序盤はわずかな酸味を伴った麦系の味わい。
吸いはじめから鰹出汁のような旨味があった。
中盤はボディと旨味が強まった。
終盤はちょっとした甘さが現れ、いい流れで吸い終えることができた。

華やかさ、強い甘さはないものの、鰹出汁のような旨さが地味な味わいを下支えしていた。
不思議な魅力がある一本。

2020年8月13日木曜日

Rafael Gonzalez Petit Coronas

ラファエルゴンザレス ペティコロナス
1本あたり約650円
5.1'" x 42
喫煙時間 52分
フラットカット
Hagueにて入手


2:09
黒糖のような甘さのウッド。
品のいい甘さだ。

2:24
少し胡椒が効いてきた。
わずかながら肉のような旨味を感じる。

2:47
ややビターめな喫煙感。
胡椒、土、コーヒー。

3:01
雑味が出てきたので残り3cmほどで終える。

総評 B
序盤は甘さが際立った良い滑り出しだった。
品の良い甘さを楽しめた。
中盤は甘さが控えめになり、胡椒や穏やかな旨さが出た。
終盤は軽い苦さが続いた。
強い旨さなどアクセントとなる味わいがなく、少し退屈だった。

中盤以降、段々と単調な味わいにシフトしていってしまったところが残念だった。
とはいえ、そこまで重さもなく、日中でも気楽に吸える一本だ。

2020年7月14日火曜日

Vegas Robaina Unicos

ベガス ロバイナ ユニコス
1本あたり約1700円
6.2'" x 52
喫煙時間 1時間4分
フラットカット
The hagueにて入手


20:59
黒糖の甘さ、麦酢の酸味。
どっしりとした旨味を感じる。

21:13
甘さと旨さが膨らんでいく。
わずかに胡椒のアクセント。

21:28
濃厚なチョコレートの甘さだ。

21:50
甘さが控えめになりドライな喫味に。

22:03
急に味わいが苦く重くなってしまった。
すこしもったいないが残り4cmほどで終える。

総評 A-
序盤は素朴な甘みと穀物の旨味。
ひと呼吸ごとに強まる甘さが心地よかった。
中盤はチョコレートや土。
序盤よりも洗練された味わいへとシフトしていった。
終盤はドライになっていき、急に苦さが出てきてしまった。

すこし尻すぼみな感じになってしまったが、推移していくテイストを十分たのしめた。
満足のいく一本だった。

2020年6月19日金曜日

Punch Short de Punch (LGR OCT19)

パンチ ショート デ パンチ (2019年10月製造)
1本あたり約1100円
4.7'" x 50
喫煙時間 1時間6分
フラットカット
The hagueにて入手


23:30
香ばしいパン。
上品な甘さだ。
はじめから旨味が強い。

23:48
ブドウ皮の苦味と酸味。
小麦の甘さ・胡椒感がわずかにある。

0:14
小麦・レザー・土、重く複雑な味にシフトしていく。

0:18
序盤のような華やかな甘さに戻る。
ひと呼吸ごとに全く異なる葉巻を吸っているかのようだ。

0:36
ふらついてきた。
まだまだうまいのだが、このあたりで終える。
次は心身ともに充実した状態で吸いたい。
残り3cmほどで終了。

総評 A+
序盤はかぐわしいトースト。小麦の甘みがよかった。
中盤は小麦・ブドウ・レザー・土。
多彩で奥行きのある味わいを楽しめた。
終盤では、華やかな甘さから重厚感のある旨さへのダイナミックなゆらぎに驚かされた。

短いからと言って全く侮れない。
完成された一本だ。

2020年6月11日木曜日

チュボスでの熟成

チューブ入りの葉巻はなんとなく敬遠していた。
嵩張りそうだし、特に大きなメリットがあるようにも思えなかったからだ。

よく利用している葉巻サイトLa Casa Del Habano The Hagueにて以下のような記事が紹介されていた。

記事によれば、チューブに入れた葉巻は酸素にさらされにくくなり、通常とはまた違った熟成経過を辿るようだ。
興味が湧いたのでBolivar Royal Coronasで比較してみることにした。

左が10本入りチュボス 右が25本入りのボックスだ。

製造年度はチュボスが2019年10月、25本入りは2019年2月だ。

通常の25本入りBOXはそのままヒュミドールで保管し、
チュボスは以下の条件で保管することとした。
  1. 蓋をしたまま。
  2. 蓋をしてさらにパラフィルムで密封。
上記の方法で5本ずつ保管した。


パラフィルムが巻かれていれば、通常のチュボス保存より空気にさらされにくくなり、味わいが変化するかもしれない。
3年後くらいに違いを確認してみたい。

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2020年6月3日水曜日

スマート湿度計: SwitchBot温湿度計

新しく湿度計を購入した。

SwitchBot温湿度計

Bluetooth接続でスマートフォンから温度・湿度を確認できるスグレモノだ。
湿度測定精度も高く、±2%(25°C、10%~90%RH)とのことだ。
Amazonのタイムセールで1500円ほどだった。

いちいちヒュミドールを開けて湿度を確認するのが億劫なときもあるが、これならより手軽に管理ができる。

電池とマグネットシートが付属していた。

管理画面
温湿度計が複数あれば一覧表示ができる。



測定値の推移をグラフで確認することができる。
最大値・最小値・平均値も表示される。
時間軸は時間・日・週・月・年と柔軟に変更可能だ。
また、データをCSVファイルとしてエクスポートすることも可能だ。



この温湿度計単体でできることは限られており、スマホから温湿度を確認することしかできない。
アラートを設定できるのだが、単体では「湿度が低すぎるからスマホに通知する」といったことはできない。



ソフトウェアから校正が可能だ。
飽和塩法で校正してから使用した。




一週間ほど使っているが安定的に測定できている。
同メーカーのスマートリモコンやスマートプラグと連携すれば、冷蔵庫やワインセラーを適切な温湿度に設定するなど、工夫次第で様々なことができそうだ。

とても便利なので追加でいくつか買おうかと思っている。
全てのシガースモーカーにおすすめできる製品だ。


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2020年5月26日火曜日

Vegueros Centrofinos

ヴェゲロス セントロフィノス
1本あたり約850円
5.1'" x 50
喫煙時間 1時間7分
フラットカット
The hagueにて入手


23:36
スッキリとした草の味わい。
複雑な要素はないが、明快で気持ちが良い。

23:54
胡椒感、そして旨味が現れ、味に奥行きが出てきた。

0:05
ウッドの甘み、キノコ系の旨味がじわりと現れる。
これはうまい。

0:23
旨味が強い。ウッド・キノコ・草がよくまとまっている。

0:43
重さ・辛さが強まってきた。
まだまだ吸えそうだが気持ちの良いところで終える。
残り3cmほどで終了。

総評 B++
序盤はシンプルな草からはじまった。
こうした爽やかな喫煙感はなかなかない。
中盤以降は十分な旨味と強いボディ。
ウッドやキノコの複雑な味の混じり合いも楽しめた
終盤はボディがきつくなってきたので早めに終えた。

明快な味わいだけでなく、強さや複雑さも兼ね備えている。
Veguerosのイメージを変えさせてくれた一本だ。

2020年5月25日月曜日

Gérard Père et Filsでの購入

有名店Gérard Père et Filsにて2019年に発表されたTrinidadの新作を購入した。

  • Trinidad Media Luna 
  • Trinidad Topes 
  • Trinidad Esmeralda 

前々から気になっていた銘柄だった。

5月5日に注文し、5月15日に到着した。送料はCHF58。
COVID-19の影響で到着に一ヶ月はかかると覚悟していたが、思った以上に早く受け取ることができた。

梱包資材はダンボールではなく紙袋であり、やや簡易的な印象を受けた。
葉巻の箱自体はプラスチック系の素材で包装されており、その上に厚さ5mm程度の保護シートが巻かれていた。
幸いにも商品に傷は無かった。こうした包装でも意外に大丈夫なのかもしれない。

Gérardの葉巻には蝋封が施されているイメージがあったが、今回そうしたものはなかった。(すこし楽しみにしていたので残念だ。)

葉巻の状態は良さそうだ。
良い香りがしてその場で吸いたい気分になってしまったくらいだ。
もちろんワランティーシールやパーソナルバーコードにも問題はなかった。

品揃えもよく、値段も適正だろう。
お得なセール品もあるので定期的にホームページをチェックしたい。

2020年5月15日金曜日

Por Larranaga Montecarlos (TOS SEP16)

ポール ララナガ モンテカルロ (2016年9月製造)
1本あたり約450円 
6.3'" x 33
喫煙時間 55分 
フラットカット
TOPCUBANSにて入手


常喫している銘柄なのだが、レビューするのを忘れていた。

22:43
軽い甘さと酸味からスタート。
中煎り程度の珈琲を連想させる。
ドローはややきつめだが吸えないほどではない。

22:49
オイリーな土が現れた。

23:06
土と珈琲の苦味、ちょっとした青臭さ、そしてライトな甘さがある。

23:14
ボディーが重くなってきた。

23:22
苦さ・辛さが出てきた。
甘さがないので少し厳しい。

23:38
多少甘さが出てきたが、苦味が強い。
残り4.5cmほどで終了。

総評 B+
序盤は甘く穏やかな珈琲。
中盤は土や珈琲を主体に青さや甘さが入り交じる複雑な味わい。
終盤にかけて多少の甘さも出たが雑味が勝ってしまった。

ドローが厳しいものなど品質にバラつきがあるのは事実だが、価格と味わいを考えれば十分に良いものだ。

2020年5月2日土曜日

H.upmann Magnum56 Edicion Limitada 2015

H.アップマン マグナム56 エディシオン リミターダ 2015
1本あたり約3000円
5.9'" x 56
喫煙時間 1時間33分
フラットカット
Cigar oneにて入手


1:40
まろやかで慎み深い甘さだ。
ミント・レモングラス・白胡椒。
穏やかなスパイスを感じる。

2:04
甘さが強まってきた。
黒糖系の甘みだ。
穏やかなスパイスとうまく調和している。

2:47
甘さとともに旨さと苦さが徐々に現れる。
よだれの出る旨さだ。
ついつい強く吸ってしまうが、そうすると苦味が出る。

3:13
苦さが強まってきたので残り3cmほどで終える。

総評 A
序盤はライトな味わい。
淡い甘さのため、背後にある複雑なスパイス系の味わいがよくわかった。
中盤はスパイスとともに甘さを楽しめた。
終盤は苦味とともに旨味が強く出ていた。
旨さを引き立てるポジティブな苦味が印象的だった。

序盤からある複雑なスパイス感が一貫して味わい全体をうまく引き締めていた。
Edicion Limitadaに相応しい一本だ。

2020年3月21日土曜日

Cusano Dominican Maduro Robusto

クザーノ ドミニカンマデューロ ロブスト
1本あたり1000円
5.0'" x 50
喫煙時間 54分
フラットカット
煙草屋にて入手

漂う香りがキューバのものとは全く異なる。

2:21
穏やかな土・カカオ
ビターチョコレートの甘さ。
重そうな見た目だがボディは軽い

2:40
落ち着いて味わいが推移する。
雑味もなく、しっかりカカオ系の旨さが舌に残る。

3:15
ほとんど味わいは変わらない。
少し苦さが出てきたので残り4cmほどで終える。

総評 B
序盤・中盤・終盤と良くも悪くも安定してカカオの旨さ・甘さが出ていた。
土やチョコレートを彷彿とさせる味わいもあり、気軽に吸うには良い葉巻だ。
日本だと1000円だが、アメリカでは5ドルなのでその価格ならば吸ってもいいと思える。


2020年3月18日水曜日

La Gloria Cubana Platinum Regional Edition Paises Bajos

ラグロリア・クバーナ オランダ限定
1本あたり約1700円
5.5'" x 54
喫煙時間 2時間9分
フラットカット
The hagueにて入手


21:23
うまい。
マッシュルーム的なうまみがある。
白胡椒が少し。

21:46
ねっとりしたキノコ系のうまさが続く。
軽く灰っぽさ、そして塩気を感じる。

22:11
麦系の素朴な甘さが出てくる。
継続する旨さがよい。

22:36
旨さが強まる。

23:09
残り3cmほどだがまだまたうまい。
きのこの旨さが続く。

23:32
熱いので残り2cmほどでおえる。

総評 A
序盤はマッシュルームの旨さが目立った。
中盤から麦の甘さが現れ、甘さと旨さそして塩気が調和していた。
終盤も変化は少なかったが、強い旨味が最後まで続いた。

強い旨さを主幹として麦の甘さ、灰の味わい、ちょっとした塩気を楽しむことができた。
素晴らしい一本。

2020年2月19日水曜日

Guantanamera Minutos

グアンタナメラ ミヌトス
1本あたり約145円
4.3'" x 42
喫煙時間 32分
フラットカット
The hagueにて入手

荒々しいラッパー

吸口は既にカットされていた。

21:10
素直な麦の甘さと旨さ。

21:24
苦味が急に出てきた。

21:35
重く苦い灰。
渋柿を連想させる風味。

21:42
苦さが強いので残り3.5cmほどで終了。

総評 C
序盤は麦の味わい。
想像以上の旨味があって驚いた。
中盤から苦さが強まっていった。
終盤になる頃には序盤の良さが消えてしまった。

ポテンシャルを感じるものの、長所が持続することはなかった。
値段は魅力的だが、こちらを選ぶのなら同価格帯のマシンメイドシガーPartagas  Chicosのほうがオススメできる。

2020年1月25日土曜日

Por Larranaga Regional Edition Paises Bajos

ポールララナガ オランダ地域エディション
1本あたり約1500円
6.3'" x 50
喫煙時間 1時間36分
フラットカット
The hagueにて入手


19:10
麦の甘さと旨さ、程よい酸味があり甘さが引き立つ。

19:34
甘さが減じ、ドライな印象となる。
苦くはないがやや単調な感じ。

20:00
灰っぽさが強い。
ゆっくり吸うと甘さが出る。
旨さはあまりない。

20:30
変わらない。
やや右肩下がりだろうか。

20:46
あまり変化がないので3.5cm程で終える。

総評 B
序盤は麦の甘さと酸味を楽しむことができた。
中盤はドライになり、旨さをあまり感じ取れなかった。
終盤も大きい味わいの変化はなく終わってしまった。

冒頭の麦の味わいは良かったが、変化の少なさが残念だ。

2020年1月19日日曜日

Hoyo de Monterrey Le Hoyo de Rio Seco

オヨ デ モンテレイ レ オヨ デ リオ セコ
1本あたり約1500円
5.5'" x 56
喫煙時間 1時間15分
フラットカット
The hagueにて入手

リングの太さが目につく

19:59
軽いボディだ。
甘く、心地よい藁。

20:23
干し草と灰の味わい。
軽い甘さが続く。

20:42
ゆっくり吸うと旨さを引き出せる。
草と革が絡み合った複雑な味わい。
冒頭よりも甘さは減ったものの、旨味が強い。

21:02
ビターさが増す。
灰の味わいが強まってきた。
そろそろ止め時か。

21:14
苦さ中心となったので残り3cmほどで終える。

総評 A−
序盤は心地よい甘さから始まった。
藁・草・灰が中心となる味わいだった。
中盤は旨さが際立った。
強くはないが、じわじわと舌に伝わるような旨味が印象的だった。
終盤はビターなものの、嫌な感じではなかった。

軽いボディから徐々に重さと旨さが広がった一本。
変化を十分に楽しめた。